今後の健康経営の取り組み方について

2020年は正に「コロナに始まり、コロナで終わる1年」となりました。

以前のブログにおいて、数年~10年に1度は必ず大きな経済的危機に見舞われるので、そのつもりで経営をしなければならないとお話しをしましたが、
今回ほど全国的、かつあらゆる業種に渡り影響を及ぼした危機はここ最近では無かったのではないかと思います。

また現状においては、少なくとも2021年の前半までは同様かそれ以上の不安要素が継続すると考えられており、各社においても更に難しい舵取りが必要になってきていると言ってもいいでしょう。

各企業においては、これまで「テレワーク」「在宅勤務」「時差出勤」などの労務対策の他、「マスクの配布」「消毒薬の設置」「職場内のソーシャルディスタンスの確保」などの感染対策、を含め多くの対策を採られてきたものと思います。

一方でそれらの対策を講ずることによって、従業員の孤立化や一体感の欠如を生み、メンタル面での不調をきたす従業員たちも増えてきており、先般の健康経営優良法人2021の申請書においても、そういった記載が数多く見られました。

そのようなニューノーマルなスタイルが求められている中、健康経営の有り方も進化していかねばなりません。

労働時間や職場環境の改善、メタボ対策にもなる運動や食事のサポート、喫煙者の抑制および受動喫煙対策、などの基本的な取り組みに加えて、より深く従業員を支えるメンタル面においての対策も必要になってきています。

もちろんそれは、社員だけでなく社員を導く経営層や管理職の心と身体の健全性を維持することも大変重要となります。

元より申していますが、健康経営は優良法人の認定を受けることが目的ではありません。
経営層も含む全社員が健全な心と健康な身体を維持することで、活き活きとした企業を作り、引いては社会全体が活力のある、皆が公私ともに充実した生活が送れるようにすることが目的です。

2021年は、優良法人の認定を受ける事だけでなく、
活き活きとした会社を作るための真の健康経営に取り組まれませんか?

そのためにも秋の申請前まで待つことなく、是非春先からしっかりと課題に取り組んでいただきたいと思います。


※課題解決のためには、まずは自社の課題を知る必要があります。
そして課題には顕在化している課題と潜在化している課題があります。
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